ベストアニバーサリーに採用されるのは難しい？転職者に求める人物像

株式会社ベスト-アニバーサリーは、ブライダルをはじめとして、ありとあらゆる記念日を総合的にプロデュースする企業です。

今回は、株式会社ベスト-アニバーサリーに転職して花に関する職種に就きたいと考えている方に向けて、転職情報をまとめました。

採用難易度はどの程度なのか、社風やワークライフバランスはどうなのか、転職する前に知っておくべき内容をみていきましょう。

ベストアニバーサリーの企業概要

ベストアニバーサリーの企業概要は以下の通りです。

会社名	株式会社ベスト-アニバーサリー
本社所在地	東京都港区海岸1丁目16番1号　ニューピア竹芝サウスタワー
社長	塚田 健斗
設立年	2001年7月3日
株式	東京証券取引所プライム市場
株主構成	ファインエクスパンド有限会社（48.32%）塚田 正之（15.24%）塚田 健斗（1.21%）

ベストアニバーサリーの特徴

ブライダル、七五三、成人式、結婚記念日。ありとあらゆる特別な記念日を、総合的にプロデュースする企業が、株式会社ベスト-アニバーサリー（以下ベストアニバーサリー）です。「ブライダルコンテンツ事業」「アニバーサリー事業」「婚礼プロデュース事業」「受託・再生事業」を主軸に、さまざまな人の門出を、10万件を超える結婚式で培った経験とスキルを用いてプロデュースをしています。

「人生の節目節目の記念日に、生涯寄り添い続ける総合アニバーサリーカンパニーへ」をビジョンに掲げ、「⼼に灼きつくプロのおもてなしと満⾜を超える技術・プロデュース⼒で⼈と⼈、⼼と⼼をつなぎ、笑顔あふれる時間、⼼地よい空間を提供する」をミッションとして事業を展開しています。

参考：企業理念｜ベスト-アニバーサリー

顧客のかけがえのない日をプロデュースするため、感謝の気持ちをダイレクトに受けとることができるというメリットがある企業です。

ベストアニバーサリーの社風

さまざまな利用者の大切な日を、一緒になって大切にしようという空気感があります。また、全体を通して働く人同士の仲がいいといえます。

アルバイトも社員も協力し合い、和気あいあいと仕事をすることができる職場となっています。

ベストアニバーサリーのワークライフバランス

職種によって休日は異なりますが、特にブライダル部門では土日祝の勤務が多く、拘束時間も長いという意見があります。また、残業も比較的多い印象で、ワークライフバランスは非常に良いとは言い切れません。

ただし、フリーランスとして業務委託採用や正社員での時短勤務もあり、育休、産休から戻ってくる社員も多いようなので、女性には働きやすい環境となっています。

ベストアニバーサリーではどんな人が働いているのか

ベストアニバーサリーでは、明るく、前向きで、人と共に働くのが好きであり、また人に喜んでもらえることに喜びを感じる人が多くいる印象です。また、接客が好きであったり、努力することを苦に思わなかったりする人が向いているでしょう。

ベストアニバーサリーには、花に関する職種だけでなく、利用者の記念日を演出するためのさまざまな職種の人々が働いています。音響照明、映像クリエイティング、フォトグラファーなど、たくさんの違う職種の人々と協力して業務を遂行できる人たちが働いているといえるでしょう。

ベストアニバーサリーの売上

ベストアニバーサリーの2022年の売上高は142億円となっています。新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受け、とくに2020年は64,6億円と業績を大きく下げましたが、2022年にある程度持ち直したといえます。

コロナ禍の影響を受け、婚礼及びホテル事業の海外市場への展開や、装花、音響、美容といったコンテンツも外部に販売するなど、業務を拡大させたことにより、2023年以降の業績も伸びていくことが予測されます。

参照：官報決済データベース

参照：ベスト‐アニバーサリー（旧: アクア・グラツィエ）の転職・採用情報

ベストアニバーサリーの事業内容

ベストアニバーサリーの事業内容は、以下の14個に分けられます。花に関する事業以外にも、利用者の晴れの日をワンストップで演出するための業務が複数展開されています。

1.婚礼衣装、フォーマルウェア、装身具、衣料雑貨品の企画、製作、卸及び販売及びレンタル

2.挙式、宴会、パーティ、イベントの企画、立案、演出及び運営

3.海外挙式・披露パーティ及びそれに付随する商品の企画、製作及び販売

4.美容室及びエステティックサロンの運営及びコンサルタント

5.化粧品の卸及び販売

6.写真の撮影、現像、加工及び焼付並びに写真及び写真関連商品の販売

7. 映像の企画、撮影、制作、編集、加工及び上映並びに制作物の販売

8.写真スタジオの経営

9.オリジナル挙式の制作。牧師・聖歌隊の手配

10.介添えサービスの提供

11.婚礼、パーティ及びイベントの司会業

12.音響照明及び舞台装飾の企画、制作及び演出

13.生花、造花及びドライフラワー等のデザイン、装飾及び販売

14.旅行業法に基づく旅行業

参照：グループ会社情報　株式会社ベスト-アニバーサリー

ベストアニバーサリーの募集要項

ベストアニバーサリーでは、フローリストの採用を行っています。

また、正社員採用以外にも、アルバイト採用も行っているため、併せてご紹介いたします。

下記内容は2023年8月執筆現在のものとなっています。

参照：株式会社ベスト-アニバーサリー　募集要項

フローリスト（正社員）

祝いの席を花で彩る、フローリストの仕事です。ブーケやブートニアの作成だけでなく、花や緑で空間の演出も行っていきます。どのような空間を作りたいのかのカウンセリングや打ち合わせ、セッティングなど、一貫して携わります。祝いの席に参加する人々に、花や緑で感動と喜びを与えることができる職業だといえるでしょう。

必要な経験やスキル

• 営業・販売職での接客経験
• 3年以上の社会人経験
• ブライダルフラワーコーディネーター経験
• 店長経験もしくはマネージメント経験
• 明るく、人と話すのが好きな方
• クリエイティブな発想で人を喜ばせたい方
• アイディアを出し、実現に向け行動できる方
• 前向きに情熱をもって仕事に取り組める方
• 未経験可

参照：募集要項　フローリスト（フラワーコーディネーター）

フローリスト（アルバイト）

結婚式などで

ベストアニバーサリーの転職難易度

ベストアニバーサリーの転職難易度は、中程度だといえます。少子高齢化に伴いどの業界も人手不足が深刻化していますが、ベストアニバーサリーが属するブライダル業界も同様です。多くの職種において慢性的に人手が不足しており、企業としても優秀な人材をより多く確保したいでしょう。ブライダルフラワーコーディネーターの経験や、店長経験、マネジメント経験などを求められることもあり、簡単に転職が叶うとも言い切れません。

しかし、人と話すのが好きで、自分の意見やアイディアを持っている、前向きに物事を考えられて、やる気と情熱を持っているなどの素質を持つ方であれば、未経験でも転職は可能だと考えられます。ベストアニバーサリーが転職者に求める人物像

ベストアニバーサリーが転職者に求める人物像は、ブライダルを通じて人の心に残る特別な体験を与えたいと思っている人です。

そのうえで、フローリストとしては、クリエイティブな発想を持ち、積極的にアイディアを出して形にできる人が求められています。

ベストアニバーサリーの年収・給与

ベストアニバーサリーの年収は、304万円〜426万円が目安です。契約社員と正社員、管理職で給与が変わってきます。

• 契約社員：想定年収 304万～329万
• 正社員：想定年収 329万～426万
• 管理職：想定年収 500万～700万

厚生労働省の調査によると、花卉業界の全体の年収は360万円前後であり、ベストアニバーサリーの正社員の年収は平均的なものだといえます。

賞与も年2回あり、給与改定も年1回予定されています。通勤手当も月3万円まで補助され、残業手当や深夜手当、休日残業手当もあります。

参照：jobtag

参照：募集要項　フローリスト（フラワーコーディネーター）

ベストアニバーサリーでの転職者の出世難易度

ベストアニバーサリーでの転職者の出世難易度は低く、比較的簡単に転職者でも出世できるといえます。慢性的に人手不足であるため、店長などのポストが空くこともあるでしょう。事業は拡大を続けていますが、人手が追いついていないという意見もあり、やる気とポテンシャルのある人材であれば、出世も早いであろうことが予想されます。

ベストアニバーサリーの転職までの流れ

ではここからは、ベストアニバーサリーの転職までの流れを紹介していきます。

応募

花が好き、花と緑を扱う仕事に就きたいといった内容だけでなく、なぜベストアニバーサリーでなければいけないのかを具体的な理由と共に説明できるようにしましょう。その上で、求人に応募します。

募集は、公式HP、その他求人広告サイト等で確認できます。

書類選考

書類選考では、学歴や経歴、志望動機などを確認されます。

面接

面接の回数は、正社員や契約社員の場合2〜3回、アルバイト・パートの場合、1回程度です。正社員と契約社員の場合は、以下のような方が面接官となります。

• 一次面接：部門長／エリア長／店舗責任者
• 二次面接：状況に応じて実施
• 最終面接：取締役

アルバイト・パートの場合は、店舗責任者などが面接官となります。給与交渉もここで行われる場合があるため、どの程度の待遇がいいか考えておくようにしましょう。

内定

書類選考と面接を通過し、ベストアニバーサリーの一員となることが認められたら、内定となります。

ベストアニバーサリーに関する口コミ

ではここからは、ベストアニバーサリーに関する口コミを紹介していきます。

採用に関する口コミや、社内事情など、働く前に知りたい内容をまとめました。ただし、口コミは主観であり、客観的な事実ではない場合もありますので、参考程度にしてください。

良い口コミ

「基本的に採用担当の方は良い方たちばかりで、あがり症で言葉に詰まってしまってもきちんと聞いてくれました。二次面接で面接官は二人、最終面接は社長とでした。最終面接は面談というイメージの方が近いです。面接官が二人いた際は、一人は主に質問・答えに対して掘り下げる役でしたが、もう一人は表情・所作など、言っている内容よりもその人をトータル的に見られていたような気がします。」

「個人の頑張りがしっかりと賞与に反映されます。とくに全国No.1になったら賞与はかなりよかった。また、売上目標を達成したら個人で一万円、店舗で一万円のインセンティブが出た。ブライダル業界は基本給が低いけれど、ボーナスはしっかりもらった印象」

悪い口コミ

「役職が上がる基準が明確ではなく、ポストに空きができたら、ちょうど良さそうな人が店長やエリア長に任命されるという仕組みでした。年収はやはりサービス業であるため、ある程度役職が上がっても責任や業務量に比べて低い方だと思います。」

「業務量に比べ、給料は高い方ではないと思う。残業で稼いでいるイメージ。新型コロナの蔓延で式場のキャンセルや日程変更が多く業績が下がり、ボーナスがほぼでなかった。」

口コミの要約

採用時の面接では、面接官に優しい人が多く、落ちついて面接を受けられるという意見が多くありました。入社後は、頑張りに応じて貰えるお金が変わってくるという意見がある一方、頑張っても評価されないという不満をもつ人もいるようです。

残業面で、繁忙期はとくにサービス残業をすることが多くあるという意見も散見されました。また、新型コロナウイルスなどの感染症が蔓延したとき、影響を強く受ける業界であるという懸念もあります。

ただ、ベストアニバーサリーの特徴として、明るくチームワークを大切にする人が多くいるという印象があり、働く場所にもよりますが、人間関係は良好であると想定できます。

まとめ

今回は、ベストアニバーサリーの特徴、社風、ワークライフバランスなどについて紹介しました。ベストアニバーサリーは、「ブライダルコンテンツ事業」「アニバーサリー事業」「婚礼プロデュース事業」「受託・再生事業」を主軸に事業を行っており、業績も引き続き伸びていくことが予想されます。

社風的に花と緑が好きで積極的に自分の意見がいえる人であれば出世も困難ではないでしょう。

ベストアニバーサリーに転職したい人は、経験者が歓迎されますが、未経験でも応募可能な職種もあります。自分がベストアニバーサリーの社風にあっているのか、ベストアニバーサリーで働きたい理由は何なのかを明確にして、転職活動に挑みましょう。